滋賀県 土木防災情報システムについて

用語解説

用語 解説
10分雨量 10分間隔で観測した雨量です。
60分雨量 過去60分間の雨量で、隣り合った10分雨量の6個の合計値です。時間雨量と区別するため、60分雨量と呼ばれています。
観測所 観測所には、水位観測所、雨量観測所、ダム観測所等があります。
解析雨量 国土交通省河川局・道路局と気象庁が全国に設置しているレーダ、アメダスなど観測情報から1km四方の細かさで解析したものです。
警戒レベル 水害・土砂災害について、市町村が発表する避難情報と国や都道府県が発表する防災気象情報を、5段階に統一したものです。
気象注意報、警報 気象庁は、大雨や強風などの気象現象によって災害が起こるおそれのあるときに「注意報」を、重大な災害が起こるおそれのあるときに「警報」を発表して、注意や警戒を呼びかけます。
計画高水位 堤防の設計・整備などの基準となる水位で、計画上想定した降雨から算出された流量をダムなどの流量調節施設と組みあわせて各地点の計画流量を決定し、それに対する水位として決定したものです。河川の計画上の水位なので、堤防が完成していなければ、この水位より低い水位で氾濫などが発生する可能性があります。
洪水予報 大雨などにより災害が発生する恐れがある場合に出されるものです。気象庁が発表する洪水予報と国土交通省、滋賀県と気象庁が共同で発表する洪水予報があります。
洪水情報 洪水情報は、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要綱」に準じて、平成19年4月からは、「氾濫(はんらん)発生情報」「氾濫(はんらん)危険情報」「氾濫(はんらん)警戒情報」に分けて扱われます。
洪水貯留準備水位 洪水調節を目的とするダムのなかには、洪水期に洪水調節のための容量を大きくとるために、洪水期に限って常時満水位よりも水位を低下させる方式を採用するダムがあります。このような場合に、洪水期に超えてはならないものとして設定されている水位で、常時満水位より下にあります。夏期制限水位と呼ぶこともあります。平成19年4月からは、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要綱」に準じて、防災用語としての「洪水期制限水位」は「洪水貯留準備水位」と表現します。
洪水予報指定河川 国土交通省と滋賀県は、洪水が発生するおそれがある場合に、一般にそれを円滑に周知するために、大きな損害が生ずるおそれがある河川を、洪水予報指定河川として指定しています。洪水予報指定河川では、洪水が発生するおそれがある場合に、気象庁が降水量などの気象を、国土交通省や滋賀県が河川の水位又は流量をそれぞれ予測し、両者が共同で水防団、関係行政機関及び放送機関・新聞社等の協力を得て地域住民の方々へ洪水注意報・警報等の洪水に関する情報を提供します。
洪水時最高水位 洪水時、一時的に貯水池に貯めることが出来る最高の水位です。平成19年4月からは、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要綱」に準じて、防災用語としての「サーチャージ水位」は「洪水時最高水位」と表現します。
出水期 出水期は川が増水しやすい時期をいいます。融雪の時期、集中豪雨(梅雨)や台風の多い時期が出水期にあたります。非出水期は、川が増水しない期間(出水期以外の期間)をいいます。日本では、一般に6月〜10月頃が出水期にあたりますが、雪が多い地方では雪融けの多い3月〜5月が出水期になります。
時間雨量 正時から正時までの1時間の雨量で、全観測所で測定され雨量の指標となっています。
水防警報 水防警報は、国土交通省または都道府県から水防管理団体の水防活動に対して、待機、準備、出動などの指針を与えることを目的として発令されるもので関係機関に通知されます。水防警報は、河川ごとにあらかじめ決めておいた水位観測所(水防警報対象水位観測所)の水位に対して、「氾濫(はんらん)危険水位」、「避難判断水位」、「氾濫(はんらん)注意水位」、「水防団待機水位」など水防活動の目安となる水位を決めておき、川の水かさが、その水位あるいは水位近くまで上昇すると発令されます。
水位周知河川 国土交通省ならびに都道府県は、洪水予報河川以外の河川のうち、洪水により国民経済上重大または相当な損害を生じる恐れがある河川に対して、水位周知河川に指定しています。この水位周知河川では、氾濫危険水位を定めて、この水位に到達した旨の情報を通知・周知します。
水防警報河川 洪水により国民経済上重大な損害を生ずる恐れがあるような河川に対して、国土交通省ならびに都道府県は、この水防警報河川に指定しています。そして、洪水が発生する恐れがあるときには、水防警報を発令します。これまでは、「水防警報指定河川」と呼ばれていましたが、「洪水等に関する防災情報体系の見直し実施要綱」に準じて、平成19年4月からは防災用語としては「水防警報河川」と表現します。
水防団待機水位 水防法で定める水防団(消防団)が、水防活動に入る準備・待機を行うための水位のことです。
水位 水位とは、河川などの水面の位置を観測所ごとに設定した基準面からの高さで表したものです。水害に対する防災情報と住民の避難行動等に関連して設定される河川の水位は、「氾濫(はんらん)危険水位」、「避難判断水位」、「氾濫(はんらん)注意水位」、「水防団待機水位」などがあります。
水防団 水防団とは、水防管理団体が水防活動行うために設置するものです。市町の消防機関が水防活動を行える場合、水防団を設置せずに消防団などの消防機関が水防活動を行うこともあります。
設計最高水位 予想される最大の洪水(100年に一回程度)が発生した時の流量を設計洪水流量といい、そのときの貯水池の水位を設計洪水位といいます。自然現象として予想される最高の水位と考えられます。
ダム諸量 ダム諸量の観測項目には、「貯水位」、「全流入量」、「全放流量」、「貯水量」などがあります。
貯水量 現在、ダムに貯まっている水の量(m3)です。
テレメータ 雨量・水位等の観測所で自動観測したデータは、無線で事務所などに自動的に送信されます。このように自動的に観測・送信するシステムを「テレメータシステム」といっています。
土砂災害警戒情報 大雨による土砂災害発生の危険度が高まった時、市町長が避難指示等を発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、滋賀県と気象庁が共同で発表する防災情報です。滋賀県では、平成19年6月より運用開始しています。
氾濫(はんらん)注意水位 水害の発生に備えて、水防法で定める水防団(消防団)が出動する目安になる水位です。
避難(ひなん)判断水位 住民の氾濫(はんらん)に関する情報への注意喚起の目安となる水位です。
氾濫(はんらん)危険水位 洪水により相当の家屋浸水等の被害を生じる氾濫(はんらん)の恐れがある水位です。
氾濫(はんらん)発生情報 氾濫(はんらん)が発生した際に、そのことを周知するため国土交通省または都道府県が気象庁と共同して発表するものです。逃げ遅れた住民の方々は、市町らの援助を受けるなどして、すみやかに避難して下さい。
ハザードマップ 洪水をはじめ、地震、津波、土砂災害などの災害発生が予想される危険区域を示した地図の総称です。
氾濫(はんらん)注意報 洪水が生じる恐れを広く周知するため、河川の水位が氾濫(はんらん)注意水位に達した場合に、国土交通省または都道府県が気象庁と共同して発表するものです。この注意報は、水防団が出動する目安となります。この注意報が発令された際には、住民の方々は、氾濫に関するその後の情報に注意してください。
氾濫(はんらん)警戒情報 洪水が生じる恐れを広く周知するため、河川の水位が避難判断水位に達した場合、または一定時間後に氾濫危険水位に到達することが見込まれる場合に、国土交通省または都道府県が気象庁と共同して発表するものです。この情報は、市町が避難準備情報(要援護者避難情報)を発令する目安となります。
氾濫(はんらん)危険情報 洪水が生じる恐れを広く周知するため、河川の水位が氾濫危険水位に達した場合に、国土交通省または都道府県が気象庁と共同して発表するものです。この情報は、市町が避難指示等を発令する目安となります。
平常時最高貯水位 ダムの目的の一つである利水目的(水道、かんがい、工業用水など)に使用するために、貯水池に貯めることが出来る最高水位。貯水池の水位は、渇水と洪水の時期以外は常時この水位に保たれます。
累加雨量 降り始めからの雨量で、土砂災害等は、この累加雨量に大きく影響を受けるので、これらの見極めに有効となります。無降雨が一定期間続くと累加雨量がリセットされ、その後に雨量を検出すると新たな雨(降り始め)とします。観測所毎に累加リセット時間は異なりますが、通常6時間程度となっています。
XRAIN 滋賀県土木防災情報システムで提供するXRAINは、国土交通省淀川ダム統合管理事務所が提供する250mメッシュのレーダ雨量です。 演算処理の都合上、更新間隔は3分から5分です。機器の試験などにより予告なく運用方法の変更、データの配信を中断、停止等の措置をとることがあります。

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