山地に囲まれた滋賀県では、土砂災害リスクがあります。大雨により滋賀県では過去に何度も土砂災害による被害が発生しています。
昭和28年8月15日の多羅尾豪雨は京都府南部の南山城から多羅尾(甲賀市旧信楽町)にかけて大きな被害をもたらしました。
8月14日午後5時ごろから降りだした雨は夜半すぎから豪雨となり、特に多羅尾では15日早朝の数時間に300mm以上の降水量となって土石流と大戸川の氾濫が発生しました。
国鉄信楽線や多羅尾・信楽間の県道は寸断され、44人の死者と130人の重軽傷者という人的被害のほか、家屋全壊65戸他の被害がありました。(出典:砂防~土砂災害から命を守るために~)
大雨や地震などが引き金となって、山やがけが崩れたり、水と混じり合った土や石が川から流れ出たりすることによって私たちの命や財産などが脅かされる、自然の災害です。主なものととして、「土石流災害」「地すべり災害」「がけ崩れ災害」などがあります。
外部リンク:「土石流」とは|滋賀流域政策局砂防室(土砂災害防止係)
外部リンク:「地すべり」とは|滋賀県流域政策局砂防室(土砂災害防止係)
外部リンク:「がけ崩れ」とは|滋賀県流域政策局砂防室(土砂災害防止係)
外部リンク:地すべり防止区域とは|滋賀県農村振興課
「土砂災害危険箇所」は、土砂災害に対する警戒避難体制の整備等に資することを目的に、昭和41年度以降、調査・公表した箇所です。このような警戒避難体制の整備に要する区域の調査・公表の仕組みは、土砂災害危険箇所に代わるものとして、土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域等の指定が進められ、全国的に区域指定が一通り完了したため、令和6年4月から、土砂災害危険箇所に代わり、土砂災害警戒区域・特別警戒区域を使用することとします。
土砂災害警戒区域・特別警戒区域(以下「土砂災害警戒区域等」という。)とは、土砂災害危険箇所等をより詳しく調査し、土砂災害による被害のおそれがある範囲を指定するものです。土砂災害危険箇所調査は1/25,000地形図により調査していましたが、土砂災害警戒区域等の調査(以下「基礎調査」という。)ではより詳しい約1/2,500地形図を使い、現地調査などを踏まえて指定します。
水害・土砂災害リスクマップ | ||
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大雨により発生する危険性がある水害と土砂災害による被害が予想される範囲をまとめて情報提供しています。 | ||
水害 | 地先の安全度マップ | |
琵琶湖洪水浸水想定区域図 | ||
土砂 災害 |
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土砂災害 警戒区域 (指定済・指定前) |
自然現象:土石流 | |
自然現象:急傾斜地の崩壊 | ||
自然現象:地滑り | ||
土砂災害 特別警戒区域 (指定済・指定前) | 自然現象:土石流 | |
自然現象:急傾斜地の崩壊 | ||
自然現象:地滑り |
土砂災害リスクマップ | ||
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大雨により発生する危険性がある土砂災害による被害が予想される範囲をまとめて情報提供しています。 | ||
土砂 災害 |
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土砂災害 警戒区域 (指定済・指定前) |
自然現象:土石流 | |
自然現象:急傾斜地の崩壊 | ||
自然現象:地滑り | ||
土砂災害 特別警戒区域 (指定済・指定前) |
自然現象:土石流 | |
自然現象:急傾斜地の崩壊 | ||
自然現象:地滑り |
土砂災害警戒区域(指定済) |
土砂災害警戒区域(指定前) |
土砂災害リスクを知ることで、土砂災害による被害を軽減できます。滋賀県防災情報マップや市町が公表しているハザードマップで身の周りにある土砂災害リスクを確認し、日常の備えをしておきましょう。
確認項目 | 確認する情報 |
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身の周りの土砂災害警戒区域等や 土砂災害により被害が及ぶ範囲 などの土砂災害リスクを確認する |
滋賀県防災情報マップ お住まいの市町が公表するハザードマップ |
避難場所や避難経路を確認する | 滋賀県防災情報マップ お住まいの市町が公表するハザードマップ |
避難に関する情報の 入手方法を確認する |
お住まいの市町の避難情報 滋賀県防災ポータル 滋賀県土木防災情報システム しらしがメール |
避難の際の準備物 ・懐中電灯 ・携帯ラジオ ・飲料水、食料品 ・着替え、タオル、その他 ・携帯電話とその充電器 |
土砂災害の多くは雨が引き金になって起こります。長雨や大雨で危険だと思ったら、土砂災害警戒情報、避難情報に注意して、早めに避難しましょう。
土石流はスピードが速いため、土砂の流れる方向に対して直角に逃げるようにしましょう。
避難できない時は、建物の2階やがけから離れた場所に移動しましょう。
日頃から家族全員で避難場所や避難場所までの道順を決めておきましょう。
大雨の時、崩れやすいがけや溢水のおそれがある河川や水路は避けましょう。