滋賀県に隣接する若狭地域には高浜、大飯、美浜、敦賀発電所など多数の原子力施設が設置されています。滋賀県では、平成23年度に独自に行った放射性物質の拡散予測の結果から、長浜市と高島市の一部を含む、原子力施設から最大43kmの地域を「原子力災害対策を重点的に実施すべき地域(UPZ)」と定めています。
UPZにおいては、原子力災害が発生した場合、迅速に災害対応ができるよう、屋内退避・避難に関する訓練や情報連絡手段、放射線監視体制等の整備を実施しています。
実際に原子力災害が発生した場合には、放射線の実測値に基づき避難などの防護措置を実施します。災害時にUPZ外の地域にも影響がおよんだ場合は、UPZで行う災害応急対策に準じて必要な措置を取ります。
大気中の放射線量を継続的に測定する据え置き型の装置で、屋外に設置しています。
滋賀県では15基のモニタリングポストを設置し、原子力施設から放射性物質の飛散がないか監視するため、常に空間放射線量を測定しています。